続き~小学生の時、夏休みかにかで父と訪れた萬福寺。版木が収められた建物の中に、名物坊主がいた。名前は忘れたが、当時、版木を見学している時、若い男女が泣きながらこっちに歩いてきた。何事かと歩いてきた方を見ると、奥の方に、暗い中お経刷り続ける怖そうな坊主がいた。首にはピンポン玉くらいある大きく長い数珠を下げ、黙々と刷っている。父と私に目が合うと「こっちに来い」と手招きしている。怖かったのと、遠い記憶な...
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