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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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◆安珍と清姫

和歌山県の道成寺本堂の裏にある秘仏、北面十一面観音像が御開帳とのことでお参りに行きました。道成寺には大きな千手観音像が三体ありますが、常時拝観できるのは二体だけです。現在本堂で祀られている奈良時代の木造千手観音像は修復された姿ですが、修復される前は今回開帳された北向千手観音像の内部から発見されました。2016年のブログに道成寺参拝に行った時の感想がありましたが、結構長めに書いてましたね。同じことを...
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◆「道成寺 其の四」

お寺で聞いた「安珍と清姫の話(以下「物語」とする)」と、購入した道成寺の図録に掲載されていた話を元に、前回簡単なあらすじを紹介してみた。物語には「火」と「水」、そして蹈鞴を思わせる鉄の話も出て来るので、平安時代よりも、もっと古い話も取り込まれているのかと思っていた。その路線も捨て難いが、実際に安珍と清姫のお墓が現在もあることや、現場で感じたことも踏まえると、やはり修行僧が女性に焼き殺されたという悲...
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◆「道成寺 其の参」

道成寺はその歴史、仏像、建物、どれを見ても魅力的だが、やはりこれを外してはならないものが「安珍と清姫」の伝説だろう。能や歌舞伎で何度も舞台化している有名な昔話だ。道成寺では宝物館でこの物語の絵解きをしている。昔は、お寺で絵解き(絵巻物を拡げながら解説すること)をすることは珍しくないことだったが、今では道成寺位しかやってないそうだ。この「安珍と清姫」の昔話、今風に言えば女性からのストーカー被害に遭い...
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◆「道成寺 其の弐」

道成寺の境内を散策していたら、見た事の無い変わった造りの御堂があった。建物の下の部分が目を引いた。かなり入り組んだ造り方だと思った。この建物は不動明王を本尊とする護摩堂であることから、護摩壇をイメージしているのだろうか?境内を一巡したので、宝物館に向かった。道成寺には古仏が多く残されている。宝物館の中に祀られているそれらの古仏はどれも素晴らしいものであったが、国宝に指定されている千手観音三尊像は素...
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◆「道成寺 其の壱」

和歌山県で最も古い寺と言われる「道成寺」にお参りに出かけた。国宝と重要文化財の千手観音を祀る天台宗の古刹である。お寺に来て、最初に目に飛び込んで来る山門を見ると、わくわくする。道成寺も立派な山門が迎えてくれた。道成寺には七不思議と呼ばれるものがある。その中の一つがこの山門の画像に因んだものだ。確かに逆八の字というのは珍しいかも知れない。階段を登りきると本堂が見えた。建物は約650年前の堂々たる本堂だ...
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