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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆陶馬の話

我が家は商売屋ですが、先祖から観世音菩薩像を祀っている。その観世音菩薩像には昔の人が奉納したと伝わる宝物品が多数残っているが、その中には変わった物も少なくない。例を挙げると土で出来た馬の小像がある。素焼きされた、サラブレットとは違う太く短い脚が特徴のお馬さんだ。大きさはおよそ煙草の箱位だ。小さなものである。一体これは何なのか?父の話によれば、古墳時代くらいあるかもしれないとのことであった。この陶馬...
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紐通し 蓋直し

愛知県のO様からの注文で無くなっていた紐を通し、蓋裏の桟を修復しました。紅葉屋ではこんな注文も承ります。無論、加工業務だけではなく、文化財復元小袖(着物)や古美術品なども扱っております。愛知県ならどこでもお伺い致します。...
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紐通し

お客様よりお預かりした桐箱に紐を通しました。こんな事も当店ではやってます。...
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浦島太郎の話

とある方の許可を得て、珍しいものの写真を撮らせて頂いた。ものは古いきれを用いた財布で、その金具が江戸期の目貫を使用してあった。その目貫が大変珍しいものだった。その方の意見と一致したが、玉手箱を持っている人物や、その前に座っている人物の姿からこれだと思った。昔話で御馴染の「浦島太郎」の目貫なのだ。その目貫の人物構成が奇妙だった。題材は物語の丁度後半部分、浦島太郎が竜宮の王様から玉手箱を貰う場面である...
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白州正子さんの話 その3

~続く商品を取りに行ったら、そこには白州正子さんがいた。父が抑えた古代ガラスを熱心に見入っていたそうだ。先にガラスを抑えた人物が父だと知った正子さんは、「なんだ、鬼の子か…」と言ったそうだ。どうも売約済みとなってしまった古代ガラスの内、2,3点が気にっていたようだった。「これとこれを分けてくれんかね。金で加工して指輪を作りたい」と正子さんは言ったが、それは特に美しいガラスだったので、父は返答に困ったそ...
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