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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆鬼のお話  第3回  火雷火気毒王

鬼に纏わる話を拾って行こうということで、しばし何から紹介しようかと思案しました。歴史上には様々な鬼が登場する。一つ一つ調べると正直気軽にブログにして大丈夫かという気持ちになる。例えアクセス数の少ない私のつたないブログでも、間違ったことを紹介すると怒られるのではと内心ビクビクしております。最初の鬼は何にしようか?これをお読みの皆さんが知っていて、意外に自分の住んでいる近くにも祀られている、そういう存...
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◆鬼のお話   第2回  日本の鬼

中国の鬼が「何らかの理由で還ってきた魂」とすると、日本の鬼の場合は少々違う。これは大陸から渡ってきた仏教や、道教由来の陰陽道、そして日本人の昔からの考え方が複雑に混じったことが影響している。平安時代の辞書「和名類聚鈔鈔(わみょうるいじゅしょう)」に、鬼とは「於爾(おに)」であり、「隠(おん)」のなまったもので、隠れて姿を現さないもであると説明されている。中国での鬼という言葉と「於爾」という日本の言...
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◆鬼のお話   第1回  鬼とは

鬼のルーツを辿ると中国に行き着く。調べてみると、「鬼」の意味は中国と日本では似ているようで少し違う。中国で「鬼」とは、なんらかの理由や方法で還ってくる死者の魂というような意味だそう。日本でも人が亡くなると鬼籍に入るということから、鬼=死者の魂と解釈してもいいかもしれない。鬼という字を分解すると「由」と「人」と「ム」になる。この中で由という字は鬼頭を示すと言われる。鬼頭とは死者の面のことだ。日本の寺...
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◆「鬼」  

鬼という言葉を初めて聞いたのは、絵本とか昔話で聞いた桃太郎だった。鬼のイメージとしては悪者、恐ろしい人、怖い存在などあまり良い感じは受けないという人が多いように思う。節分で豆を撒く際、鬼は外、福は内と言うように、人生のかなり早い段階で鬼という言葉を日本人は知る。私の場合、興味が無かった時代は何となく怖い存在という、漠然としたものしか思いつかなかった。ほとんどの人にとっては特に考えたこともないという...
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