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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆端午の節句 後編

五月五日は粽(ちまき)を食べることでも知られる。この粽について分かったことがあった。節句と言うのは年間行事の中で季節の節目、大事な行事の日だ。陰陽道と関連している。端午の節句、後編は以前このブログで「津島神社」について上げましたが、その津島神社を調べていた際に見つけたお話を紹介します。それは、節句の行事とは牛頭天王様のお祭という意味があると云うものだ。八坂神社や津島神社の御祭神が牛頭天王様である。...
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◆5月5日 端午の節句  前編

通称「子供の日」。端午とは月の端(はじめ)の午(うま)の日のこと。男の子の役除けと健康祈願の御祝。現在は「男の子の日」という意味だが、昔は女性が身を清める行事だったそう。この日、女性達が菖蒲や蓬の葉で葺いた小屋に入り、穢れを払い田植えをしていたという。田植えというのが単に生活を支える食料資源ではないと思える話だ。男性は穢れを払わなくてもよく、女性だけが該当するようなので、現代人の感覚だとあり得ない...
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◆日本のしきたり・第5回 雛祭り

3月3日はお雛様、雛祭り。雛祭りは上巳(じょうし)の節句、桃の花が咲く時期に女の子の成長を祝う儀式だ。桃の節句とも言う。雛人形を飾り、御祝をするのが一般的だが、起源を辿ると奈良時代~平安時代にはあったと云う儀式に辿り着く。ひな流しと呼ばれるものだ。土や紙で作られた形代と呼ばれる人形の一種を、生まれた赤子の枕元に置き厄除けとした。そして一年の災いを春のひな流しで払う。川に流すのだ。災厄、穢れを形代に移...
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◆日本のしきたり・第4回 節分

二月は和風月名で如月という。如月は衣更着とも言い、寒さのため着物を更に着込むという意味だそう。そんな二月の伝統的なしきたりが節分だ。元々は平安期に始まった、鬼を祓う儀式「追儺」から始まっていると云う。節分は旧暦で一年の始まりとされた立春の一日前にあたり、季節の変わり目には隙が出来、鬼が入るとされていた。江戸期に流行していた、年末から年始に行われる「なかきよの宝船の絵」を枕元に置いて寝る習慣もよく似...
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◆日本のしきたり・第2回  正月について その2  

お正月飾りと言えば門松意外にも、注連縄や鏡餅がある。注連縄の由来は古事記に遡る。天岩戸に閉じこもっていた天照大神を、天手力男命が引っ張り出した際、岩戸の中に二度と戻らないように施したのが注連縄の起源だと云う。注連縄は左捻りで、結界という意味がある。神社の入り口に施してあるのをよく見かけるが、これは不浄を嫌う神様にとって外から不浄なものが入ってこないようにするという意味がある。と同時に、中にいる神様...
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